会議の場で新しいアイデアを言っても「それは調査してみないと」と返される。
例えば、あたらしいニュースサイトを作る時、対象は女性、20代から30代。いわゆる”F1層”で、彼女たちが好む「色は?」とか、「女優は?」みたいな典型的な質問には答えられる。
けれども「彼女たちはどんな漫画を読んでるの?」とか、「一日どのくらいネットに触るの?」みたいなことに議論が発散する。
こういうときはたいてい、「そんなこともあろうかと」呼んでおいた、社内の20代女性新入社員数名に意見を聞いて「なるほど、これがいまどきの若い女性か」とおっさんがスケベな笑いをして終わる。
一番、困るなと思ったのはたとえば「休日は一日中ニコ動みてます」と答えたり、「検索エンジンはGoogleしか使いません」と答えたりしたときに「ま、うちの社員もけっこう、偏ってますからな!一般的な若い女性はニコ動よりはYoutubeでしょう」などと情報を熟孝せずに黙殺することがままあることだ。
要するにオッサンの妄想で決めつけ、本物の女性の意見はほとんど無視されるということだ。
こんな光景を僕は何度も見てきたから、このアスキー総研のデータ集、「メディア&コンテンツサーベイ(MCS)」を使えば、そんな時に「どうだ、みんなニコ動見てるぞ」とデータを示したり、自分がマーケティングをしたり、企画を考えたりするときに、「20代女性向けのゲームをつくるとしたら、彼女たちは普段どんな映画やドラマを見てるんだろう」ということが簡単に調べられると思っていた。
しかし、実際のMCSは本当にデータ集と分析ソフトだけなので、複雑な分析するためには余裕で数十分待たされる。
僕は本職の分析屋ではないから、もっと手軽に、会議でホイホイ使えるようなものがほしかった。
それこそ、未来の会議の姿じゃないか?
いまはもう21世紀、それから10年も経つというのに、会議ってこんなんでいいの?